祇園祭・長刀鉾のお扇子。
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あいにくの曇り空ですが、雨も強く降らず、無事に行われて良かったです。
お店へ来る支度をしながら、朝からKBSテレビで、その様子を見ていました。
今日は、お稚児さんが長刀鉾に乗られるところを初めて見たのですが、強力(ごうりき)
に担がれて、地に足を着くことなく、鉾にかけられた急な梯子を登って行かれます。
一人で登るのも危なげな梯子を、お稚児さんを担いで、しかも鉾に上がる手前、梯子の上で
お稚児さんを担いだまま、観客のほうに向きなおられたところを見て、さすがに男の人は
すごいなーと感心しました。
生き稚児をのせた、長刀鉾は毎年くじ取らずで、巡行の先頭に決まっています。
今年は、鉾の下水引の新調が完了したそうで、宵々山に出かけた時に、長刀鉾を見て、
すごく豪華で綺麗だと思いました。
鉾の巡行の時は、季節柄、突然の大雨に見舞われることも多く、ビニールのカバーで
懸装品を覆った、鉾や山もある中、カバーを掛けず、せっかく美しく新調された下水引を
見物客に見ていただこうという心意気が感じられて嬉しかったです。
くじ改めの場面も、見どころの一つですが、いつもうまくできるかどうかハラハラしますが、
格好良くきまると、感動してしまいます。
なんといっても、ダイナミックなのはつじ回しです。あんなに不安定そうな鉾の向きを
昔ながらのやり方で、方向転換させるとは見事な職人技です。
鶴のお店にも、長刀鉾のお扇子が飾ってあります。
このお扇子は、長刀鉾にゆかりの深い問屋さんから先日頂いたものです。
昔の長刀鉾の巡行の様子が描かれた綺麗なお扇子で、とても気に入っています。
お扇子の裏側には、長刀鉾のマーク入りです。
毎年この時期に、大事に飾らせていただこうと思っています!
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