ダイアナ妃の好まれた水仙の花模様。
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さわやかなお天気で、秋祭りのところも多かったようです。
是非行きたかった、京都の相国寺内にある、承天閣美術館に
105歳の山口安次郎さんが織られた105領の能装束が
三回に分けられて展示されている、能装束展に出かけました。
昨日は、第二回目の展示作品だったようです。
どれも、大変美しく、女性なら誰もがため息がでるような
作品の数々でした。(こちらは、帰りに買った絵葉書です。)
展示品の中に、1986年にダイアナ妃とチャールズ皇太子が京都に
いらっしゃった時に、献上されるはずだった能装束がありました。
鮮やかな、朱赤に鳳凰がたくさん飛んでいる、豪華な物でした。
そちらが献上品として用意されていたにもかかわらず、ダイアナ妃は
別の物を望まれたそうです。
それは、一面に、水仙の花と雪輪模様が織り込まれた能装束で、
昨日は、同じ柄のものがそれぞれ隣同士に展示してありましたが、
鳳凰のものよりは、おとなしい感じがしました。
その当時は、なぜダイアナ妃がそちらを望まれたのか、理由が分からなかった
そうですが、後に山口安次郎さんが、早春のロンドンを訪れられた際に、
街中に水仙の花が咲いていたそうです。
イギリスの冬は長く、水仙の花は、待ち遠しい明るい春の訪れを
告げてくれる花であるそうです。
きっとダイアナ妃は、そういった思いで、水仙の模様を好まれた
のではないかという事でした。
たくさん展示してあった作品の中で、私も一番のお気に入りを見つけました。
この文様の裂地をマッカーサー元帥に寄贈されたそうですが、色といい柄といい
とてもしゃれていて、素敵でした。
二年前に亡くなられた二歳年上の兄の山口伊太郎さんの、源氏物語錦織
絵巻展は、二年前に同じ会場で開催されました。
そちらも大変素晴らしく、たくさんのお客さんが来られて、確か期間を延長された
記憶があります。
その時に買いそびれた絵葉書も、昨日ゲットしました。
12月6日まで、まだまだ開催されていますので、是非見に行かれてみては
いかがでしょうか?
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