考えさせられた映画・犬と猫と人間と。
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勧めてくれた、映画を見に行って来ました。
彼女自身、動物の保護や、里親探しなどもして
います。
上映された映画館は、東寺の近くにあり、大きな
映画館では上映されないような、映画が見られる
ことでファンの多い、とてもこじんまりした映画館です。
今日は暖かく、良いお天気でした。
見たのは、「犬と猫と人間と」という題名の映画です。
ずっと野良猫を保護して育てておられたある老婦人が
捨てられたり、殺処分されたりする犬猫が少しでも減って
くれるような映画を、私が生きている間に作っていただき
たいと、ご自分の貯金を制作費として提供し、飯田基晴
監督に依頼されたことから始まります。
登場するのは、実際に捨てられた犬猫の保護や処分に
携わっておられる方々、捨てられたり、保護されたり、
処分される犬猫たち・・・
ペットブームの影で、毎日捨てられ、命を失っていく
犬猫たちの姿は、見ていて胸が痛くなります。
一方、そんな動物達を献身的に愛情を注いで、何とか
救おうとする方々もいらっしゃいます。
人間が生活していくのも、大変な世の中で、しわ寄せは
弱い動物にまで及んでいます。
犬猫は、可哀そうで、食肉用の牛や豚や鳥は平気かと
言うと、生き物全ての命は尊いものです。
処分される犬猫は、自分達の力では、どうすることも
できませんが、人間が救うことはできます。
動物どころか、人間同士でも、命を軽んじた事件が
毎日のように起こっています。
結局依頼をされた、老婦人は、映画の完成を待たずに
亡くなってしまいます。
映画の中で、原っぱに捨てられていた子犬の兄弟達を、
小さな小学生達が、力をあわせて、お年玉で餌を飼って、
毎日自分達で世話をして育てて、命の助かった子犬たち
全てに、飼い主を見つけた実話は、感動的でした。
皆がそんな優しい気持ちでいれば、きっといい世の中に
なるのにと、考えさせられた映画でした。
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