親友・野村エミさんに勇気づけられた夜。
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伺いました。
毎年、クリスマス近くの年内最後のライブには、行って
いるのですが、今年は、特別な気持ちで行きました。
いつも、来ておられた、エミさんのお父さんの姿が
今年はありません。
二週間前に、天国に行かれたばかりです。
ご高齢でもありましたが、御病気もあって、亡くなる前から
お見舞いや、看病で大変だったと思います。
お通夜や、お葬式もあつて、ライブに専念するのは、難し
い状態でした。
体調も、大丈夫かと、ひそかに気遣いながら、彼女の
歌を聴いたのですが、悲しいことがあったことなど、
微塵も感じさせないような、見事な歌声でした。
しかもいつもに増して、情感が豊かで、声に伸びが
あると思ったほどでした。
人は、つらいことを経験し、乗り越えた時に、輝きを増す
のでしょうか?やはり、プロフェッショナルなのですね。
中学生の頃から、いつも一緒で仲良しですが、こんなに
つよい姿を見たのは、初めてかも知れません。
私も、しっかりしないといけないな、と勇気づけられました。
最後は、ピアフの曲が二曲続きましたが、今年は、ラストの
前の「ミロール」という、歌が一番心に残りました。
ある街の女のお店に、好きな男性がやって来たという歌
なのですが、「外は寒かったでしょ?嫌なことは、外の
クロークに預けていらつしゃい、自由気ままにくつろいでね、
ここは別世界だから・・・」というような歌詞です。
本当に今年あった色々なことは、シュウのお店の入口に
コートと一緒に預けてしまって、別世界ような空間で、
美味しい食事と、ワインと、親友の心のこもった歌声が
聴けた、何物にも代えがたい素晴らしいひと時でした。
クロークに預けたものは、また持ち帰ることになるの
ですが、来年という新しい年を迎える時には、嫌な
事は持ち越さず、前向きな気持ちで希望を持ちたい
です。
野村エミさんを勇気づけるつもりだったのが、反対に
勇気づけられた夜でした!
今夜は、今年最後の着物でお出かけの忘年会です。
また、その模様は後日にお話します。
明日は、定休日です。
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