着物通の男性のお客さまの着こなし。
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着物姿の男性がご来店下さいました。
お話をさせて頂いたところ、七年ほど前から、お仕事
以外は、着物で過ごされているそうです。
着物は着心地も良く、大変楽だと仰います。色々な
希少な着物もお持ちだそうで、とても勉強になるお話
を聞かせていただきました。
男性の着物もブームになっていますが、ここまで着物
生活をされている方は、今の時代、あまりいらっしゃら
ないと思いました。

この日お召しになっているのは、士乎路(しおじ)の着物
です。士乎路とは、能登半島の別名で、手引きの真綿の
結城紬糸を大島紬の泥染の技法で染めたものだそうで、
二つの紬の良いところを併せ持つ着物です。

羽織もさりげなく、しゃれていました。
雨の日に着物で外出するのは、着物を濡らさないように
気を使いますが、撥水加工された野蚕糸の雨コートは道行
の襟に立ち衿をつけておられて、衿巻きもされていました
ので、襟元も暖かくて濡れません。着物の裾は、濡れない
ように、コートの下でクリップで留めておられました。

足元は雨用の草履で、こちらも万全でした。男女を問わず
着物の好きな方のお話はとても楽しいです。
男性でも、このような方がもっと増えていけば嬉しいと
思いました。 明日は定休日です。
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