桜の着物に、まいづるの本袋の帯のお客様。
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をご紹介します。
春らしい地色の着物に麻の葉の模様の袋帯を締めていら
っしゃいます。
着物は、綺麗な桜の模様です。
ステキな帯は、まいづるの紹紦織(しょうはおり)の本袋で、
両面締められます。
去年の鶴の三周年記念・廣田幸稔さんの能のお話の時には
もう片方の紅葉の模様を出して、締めて下さっていました。
本袋は帯を袋状に織っていく、大変難しい織り方で、まいづる
の帯を織って下さっている熟練の織り手さんの中でも、紹紦織
の本袋は、たった一人の方だけしか織れなかったのですが、と
うとうもう作れなくなってしまいました。
着物や帯の職人さんたちも、高齢化になり、後継者がいない事
から、いろいろな素晴らしい技術が途絶えて行くのが現状です。
お客様の帯を見て、何とか復活できないものかと、しみじみと思
いました。
こちらは、去年の今頃お店に置いていた、桜の紹紦織の本袋です。
もうお買い上げ頂いて今はお店にありませんが、こちらの桜の本袋
も、春になると思い出す帯です。
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