西陣織大会・清田のり子先生トークショーへ。
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午後から、みやこめっせの西陣織大会へ。
特設ステージイベントでは、1時から清田のり子先生の
トークショーが行われました。
先日ご来店下さったakeさんと、ここでまたお会いしましょう!
と、お約束していました。
清田先生のお話は、「きもの着る人着ない人」というテーマ
でした。清田先生が、着物を着るようになられたきっかけは、
お若い頃にパリに一年ほど住んでいらっしゃった時に、私は
背も高いし、洋服も似合うほうだと思っていらっしゃったところ、
カフェで道行くパリの人たちの洋服の着こなしをご覧になって
いて、コートの襟の立て方や、さりげないお洒落な着こなしに、
洋服の文化の国の人たちには、かなわないと感じられたそう
です。
冬になって、日本からお母様が送って下さった荷物の中に
ウールの着物のアンサンブルや、小紋、名古屋帯などが
入っていて、パリで着物をお召しになって、日本人には、や
はり着物が一番似合うと気づかれたそうです。
着物を着ない人の理由には、自分で着られない、決まりごと
が難しい、値段が高いなど・・・色々ありますが、それをクリア
出来るような工夫もお話して下さいました。
私が一番心に残ったのは、着物を着た後たたむとき、「今日
あの人に逢ったのは、私とこの着物しか知らない・・。」と、その
日の想い出を着物と共に畳んでしまっておける事が、着物の
良いところで、次にまたその着物を広げて着る時に、その日の
想い出が蘇りますと、素敵なお話をされた事です。
お洋服は、ハンガーに掛けて吊るしてているうちに、想い出も
するりと落ちてしまうそうです。
とても、ためになる、楽しいお話でした。
akeさんは、桜の着物に、一年ぶりにまたこうして、みやこめっせ
でお出逢いしたご縁を図案化したような帯を締めて来ましたと仰っ
て下さいました。先日お選び下さった帯締めも、早速締めて頂いて
いました。
ご一緒させていただいて、本当にどうもありがとうございました。
清田先生のトークショーの後、鶴のお客様にお会いしました。
クリーム色の綸子の着物に、桜の帯を締めていらっしゃいました。
もうすぐ、こんな満開の桜が見られることでしょう。
明日に続きます。
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