小千谷からのお手紙・東京オリンピック・着用の時期。
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ましたが、先日、小千谷からお手紙が届
きました。
差出人は、小千谷織物同業協同組合
担当 樋口隆司さんからでした。
内容を要約しますと、一つは、小千谷縮
を六年後の夏に開催される、東京オリン
ピック、パラリンピックの公式ユニフォーム
として採用されるよう、活動を始められた
そうです。
詳しくは、小千谷織物同業協同組合のHP
で、紹介されています。
オリンピックは、スポーツの祭典ですが、
日本の良さを世界にアピールできる絶好の
機会でもあります。
着物や帯を、そのまま外国の方にも着て頂く
のは、大変かも知れませんが、工夫をすれ
ば、製品や技術が、海外でも活躍できる場が
きっと、あるように思います。
着物業界に限らず、いろいろな伝統産業に
海外からも注目が集まると良いのですが。
そのためには小千谷のように、産地が団結
して、行動を起こさなければなりません。
小千谷縮のユニフォームが実現するといい
ですね。
お手紙に書かれていた、もう一つの活動は、
「きもの生活」への提案として、
月日を問わずに、「夏日」になるころは、
うすもの単衣のきもの姿。「真夏日」に
なりましたときは、夏きもののきもの姿
の提唱です。
と、書いてあります。日本の気候の変化
に着物姿も対応していきましょう。そう
でなければ生活の中で「きもの」は捨て
去られてしまいます…
「寒い日は、あたたかなきもの姿で、
汗ばむときは、月日を問わずに涼しそうな
きもの姿が、正しいきものスタイルとなり
ますように、私たちは提唱し続けたいと
考えております。」と、書かれていました。
フォーマルの場やお茶席などでは、決まり
ごとを守るべきですが、日常の着物はそう
あるべきだと、私も思います。
お手紙など、ブログでご紹介することを樋口
さんにご承諾いただいています。
樋口織工芸社さんの素敵な小千谷縮も、
お店で是非ご覧になって下さい。
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