11周年ランチ会・飛び柄の小紋に誉田屋源兵衛・跳鯉の帯。

11周年のお客様です。
素敵な飛び柄の小紋に、
誉田屋源兵衛さんの素晴らしい跳鯉の帯です。
中国、宋の時代の水墨画をもとに、勢いよく跳ねる
鯉の姿を年代物の貴重な箔で帯に表現されています。
帯に合わせる着物を選ぶのが難しかったです、と仰
っていましたが、白い飛び柄の小さな雪輪がまるで
鯉が跳ねた時に、飛び散った水しぶきのように見え
ます。
鶴さんもこの鯉のように跳ね上がられますように!と、
言葉を添えて下さり嬉しかったです。
お太鼓に結んでしまわれると、太鼓の下に隠れて
しまっているのですが、この鯉の下に小さな鯉が
いて、上の鯉を見上げているのだそうです。
上の鯉も、目線は下の鯉を見守っているように
思います。お客様は、その小さな鯉にも心惹かれ
られたそうでした。前太鼓には、少し赤い色を
プラスされています。

綺麗な簪も珊瑚の赤が利いています。

美術工芸品のような帯ですが、こうしてお洒落な
着物姿に結んで頂けて、鯉もお客様の背中でとて
も生き生きと喜んで、今にも帯から跳ね出しそう
に見えました。

明日は定休日です。

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