お客様のご長男様の結婚式・素敵な色留袖と訪問着。

昨日の続きです。
新郎のお母様のお姉様です。
姉妹で仲良く、演目にちなんだお洒落な着物姿
で歌舞伎にもお出かけされています。
綺麗な紫色の色留袖は、
葵と古典文様の冊子文(そうしもん)です。
帯は、西陣まいづるです。
お嬢様のお召しの着物は、お母様のお若い頃
の訪問着を、鶴で以前にお嬢さまの寸法にお
仕立て直しさせて頂きました。この日も参列
された、お祖母様がお客様のお嫁入の際に、
ご用意して下さった着物で、お嬢様にも着て
頂けて何よりです。
お嬢様の着付けも、黒留袖のお母様が
されたのですが、福良雀の帯結びは、
いつも器用なお母様が、作り帯に
仕立てておかれたのだそうです。
先日はお煎茶の会で、着物に柄を
上手に描き足されていてびっくり
しましたが、今回も色々と手作り
されています。
お嬢様のバッグは、帯の残布で作られ
ました。
本当に何でも器用に上手にされます。
着物は、組紐文です。
左端の新郎のお祖母様は、93才になられる
そうですが、お元気でご参列されました。

コロナで、何ごとも延期や縮小になること
が多いですが、ご家族そろって日本の民族
衣装で最良の日をお迎えになられたことを、
心から祝福させて頂くと共に、コロナにも
負けることなく、日本の伝統や文化が今まで
以上に、大切に受け継がれて行きますように
と願っています。

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