東福寺・退耕庵煎茶会のブログも最終回です。
とてもお若い素敵なお嬢様です。
お煎茶に出逢われたのは、同志社大学の
留学生を対象に開催されたお茶会に参加
されたのがきっかけで、約二年前から煎茶
道のお稽古を始められました。
着物や着付けは、昨日のブログのお客様がお世話
して下さったそうです。ご自身のお嬢様も、東京
で煎茶道をお稽古されていらっしゃいます。
着物がとてもよくお似合いです。
帯も着物も、ぴったりですね。
この日は、初めてのお茶会・人前でのお点前
で、とても緊張されたそうです。
ちょうど私の番のお席でお点前をして下さいましたが、
落ち着いて、とても立派につとめられました。
私のお隣の方が、お煎茶がこんなに美味しいとは、びっ
くりしましたと感激されていたほどです。
可愛いお菓子は、この日のために特別に用意して下さい
ました。
お茶席の床の間には、
お茶を楽しまれている掛け軸や、
秋らしい、盛り物が飾られていました。
日本の文化に触れられ、煎茶道の「今の瞬間と
目の前の人を大切にする精神」(ご本人が感じた
こと)に心惹かれて習い始められたそうです。
留学生として来られたお若い生徒さんを、先生
をはじめ、鶴のお客さまや、お教室の皆さまが、
とても温かく見守っておられて、この二年間で
多くのことを学ばれたことと思います。
有名な出版社に就職が決まられ、春からは東京
へ行かれるそうです。京都まではたびたびお越
しになれるかどうかわかりませんが、この素晴
らしい繋がりが、これからも大切にされていく
ことでしょう。
人生は一期一会ですが、秋晴れの美しい日に
初めてお茶会デビューされたときに、同じ時間
を共有し、美味しいお茶を頂けて心に残るひと
ときでした。
お招き頂いて、どうもありがとうございました。